札幌市豊平区の耳鼻咽喉科 はまもと耳鼻咽喉科クリニック

 現代人は、何らかのアレルギーを抱えている方が多いといわれます。 当院ではアレルギー性鼻炎、なかでも花粉症につきまして特に力を入れた診療を行います。

  アレルギーとは、外部の有害物質からお身体を守る免疫システムが過敏に反応し、逆にお身体に不快な負担をかける状態をいいます。花粉症は、お身体の免疫システムが、花粉を有害物質と判断し、外に出そう(くしゃみ)としたり、洗い流そう(鼻水、涙目)としたり、侵入を防止(鼻づまり)するために起こる症状です。

  治療にあたっては、人体にとって大切な免疫システムをコントロールすることとなるため、お一人お一人の症状・体質に応じた多様な治療法が求められます。

 アレルギー性鼻炎とは、風邪を引いていないのに、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こす鼻の疾患のことをいいます。 症状を起こす主な原因は花粉やハウスダスト(=部屋のダニやホコリ)、カビやペットの毛などがあります。

 アレルギー性鼻炎の治療は、いくつかの段階に分かれます。 まずは、予防的な面です。生活環境・生活習慣の改善をし、アレルゲンとの接触を避けることが基本になります。 ダニが発生しやすい環境を作らない、花粉の飛ぶ季節は窓を開けない、外出は極力控える、洗濯物を取り込む時はしっかり花粉を落としてから等々、生活面での予防を十分に行うことで、アレルゲンとの接触を避けることができます。

  次に、薬物療法です。症状によっては、減感作療法や外科療法などの治療法を行う場合もあります。薬物療法は、アレルギー性鼻炎の治療法の中でも効果が高く、中心的な治療法となっています。

 中耳炎は耳の奥にある鼓膜の内側に膿がたまったものです。膿がたくさんたまると鼓膜が張り裂けて出てきます。鼓膜は敏感で破れるまでとても痛がります。

 とくに6カ月から2歳までのお子様は免疫力が弱いので中耳炎を繰り返すことが多いのです。黄色い鼻汁が出ていると、注意信号です。鼻と耳は耳管という管でつながっていて、小さなお子様は管が太くて短いので、鼻の奥の細菌はすぐに耳に行って中耳炎を起こします。

 中耳炎を繰り返すお子様は、鼻汁が水のように透明なうちは良いですが、白や黄色に変わったときは細菌感染ですので早めに耳鼻科を受診してください。鼓膜がはれているときは、鼓膜切開をすすめられます。切開した傷は早くきれいに治りますが、自然に破れると治りにくいことがあります。鼓膜切開をすすめられたら、すぐに切開をしてもらってください。すぐに痛みが取れて、熱が下がります。

 風邪もひいていないのに鼻の不快症状が見られ、なかなか改善しないという場合には、蓄膿症の可能性が疑われます。
 
  「風邪のひきはじめかな?」と思い込んで、 風邪薬などを飲むが一向に良くならない・・・というケースも多く見られます。 また、風邪をひいたときの鼻炎症状が蓄膿症に発展することも少なくありません。 この場合の蓄膿症を、「急性副鼻腔炎」と言います。

  鼻の病気ですので、もちろん命に関わるような大きな病気ではありません。 しかし合併症などを引き起こす場合もあるので甘く見てはいけない病気です。 耳鼻咽喉科を受診すれば、X線を使用したレントゲン検査などで蓄膿症であるかどうか特定することが出来ます。

  鼻周辺の不快症状が続く場合は、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。 治療法なども比較的簡単なもので済む場合が多く、初期の治療の場合、薬の投与で格段に良くなります。

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